「日本犬大観」、読み進めております。

nihonken



論文や学術書ではありがちなのですが、

共著の場合、自分にとって何とも魅力的に写る文体の方が際立つもので。



今、この方に夢中。


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松本克郎さん。

三代目さんが、よく引用してらした方じゃなかったかと。 



もはや伝説級の名犬「長春号」に触れておられるのですが、、




"数年を経て高知支部展の時、再度長春を街路上で見た時、

イキナリ脳天をひっぱたかれたような強い衝撃を受けたのである。

皮膚病あげくの全裸の犬となっていた長春の

悪びれない堂々たる闊歩振りに驚嘆した当時の昂奮は、

筆舌に現せないほどであった。"







ああ!  これ! 

二代目さんが話してくださったと記憶してる! 







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注・犬ブログとしてあまりに地味なので、無意味に愛犬の写真を貼ってみる



とはいえ、あのころのワタクシといえば、

赤ん坊が訳も分からずおかあさんの話し声を聞いていたようなレベル。

で、で、裸の長春の話、続けて続けて。







"この事は日保会報に書いているのでここには再記しない。"


 




 ε=ヾ(⌒(_´-ω・)_ズコー




いや、書こう?  何回でも書こ?   つか、むしろなんで書かないのかと! 




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 注・犬ブログとしてあまりに地味なので、(以下、略)




しかし、ちょっといっちゃってる蒐集家であるところの我が家には死角はない。





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蚕が桑を食むようにもくもくと読書を続けるワタクシのために

ダーリンがオークションでゲットしてくれたのである。

総ページ数2千にも及ぶこの資料の中から、見つけたぜww





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"全身には一本の被毛もなく真裸である。

灰色の丁度象の膚の如く、駝鳥の頭部の如くカサカサに乾き

今は見るかげもなく皮膚病に悩まされ寄生蟲にさいなまれ尽くした

変わりはてた長春の姿であった。"



"何と驚いた事に彼長春

いささかも悪びれたところも無く、王者の風格、

悠々と軽き歩度で街路を闊歩している"



"前軀のボリューム、後肢の弾力、私は魅せられ感嘆する。

そして遂につぶやいた、

「畜生!  長春! 」

心憎きまでの完侈、清純なる神品、

この時私は完全に兜をぬいでしまったのである"





なんという名文。

もう、おばちゃんイチコロ。




画像拡大できる方はぜひご一読ください。

どっかから怒られたらそっと削除しちゃうww



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久々に、しばらく立ち上がれないほどの衝撃を受けた文章でした。


この記事アップしたら、紀州御坊の鉄号の写真を探そう。
 




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 注・犬ブログとしてあまりに(以下、略)





日保の五十年史もどこから手をつけようかと悩んでいましたが、

松本克郎さんの文章から拾って読むことに決定。



この方の別の寄稿では、

のっけからゲーテの「ファウスト」を枕に語り始めたり、

もう、おばちゃん、そのハイクラスなインテリゲンチャぶりにめろめろ。



だけど、その中で、



1年犬飼ったぐらいで犬通で、2年で大家で、みなさんお得意ですなあ (・∀・)



とか、



犬見てくれって言われたから率直に批評したら陰口叩かれた。

犬を見ろという人の大部分は褒めろってことなんだろ。

じゃあ最初っから「褒めてくれ」と頼めや (゚д゚)、ペッ





みたいなことも書いておられるので、

味方も敵も多い方だったのかもね。

いよいよ好きですなあ  .。゚+.(・∀・)゚+.゚